外出自粛期間が延長されてしまいましたね・・・。家庭の中や職場も大変な状況です。まずは、頑張ってこの期間を乗り越えましょう!

そして、家にいる時間が多い、ということは、新しく楽器を始めるには、絶好のタイミングです。

とはいえ、まったく新しい楽器を始めるのは、難しいところ。

そこでオススメなのは、ヴァイオリンを弾く人がヴィオラにチャレンジすることです。音程の感覚もヴァイオリンよりはシビアでなく、一回り大きいので持ち方や重さなどに難しいところもありますが、構えは同じ。

楽譜はハ音記号ですが、恐らく、ヴァイオリンほど、細かい音符は出てこないので、徐々に慣れていくことはできるでしょう。

両立しやすい楽器の一つだと思います。実際プロ奏者の中でも持ち替えをする人はおられます。

初心者用ヴィオラ

わたし自身もこんな値段で買えるのかとビックリしましたが、たぶん、このあたりは、ほとんどおもちゃに近いと思いますが、まず、手始めに遊びで始めるにはオススメです。

ただし、あまりに弾きすぎて、ヴァイオリンの技術に影響しないように気をつけましょう。恐らく、細かいサイズが間違ったサイズ、規格に沿わない寸法である可能性があると思われます。

安物買いの銭失いどころか、技術まで影響与えては元も子もありません。あくまでおもちゃだと思ってください。

キチンとした楽器を買うには、さらに下で紹介するような楽器がオススメです。

弦楽器は、シンプルな構造のためか、基本は、「材料」で値段が決まってしまいます。もちろん、作り手の腕もありますが、いくら腕がある職人で燃そうではない人がよりよい材を使って作れば、太刀打ちできません。

基本は、材料費で決まってしまう。ということは、値段高低=材料費高低です。

なので、お試しで、というお値段のモノは、その程度の音色の材です。色んな楽器の写真を見てるとだんだんわかるようになるので、ネットで調べてみるのもオススメです。

(弦楽器の相場の決まり方、選び方など詳しいことを知りたい方は、この本がオススメです「ヴァイオリンの見方・選び方(改訂版)」(基本編)と(応用編))

STENTOR (ステンター) SVA-240

割と名前を聞くメーカーです。

カルロジョルダーノ

有名な量産メーカーです。へんな製品は売っていないと感じます。

Cremona Premier

このあたりもキチンとしたヴィオラではあると思います。評判も悪くありません。

ブラビオール

今は、ヤマハが弦楽器からの撤退をしたとのことで、新規生産終了しています。

しかし、品物自体は、とてもよいのでオススメです。アマオケなどでも十分使える楽器だと思います。

ピグマリウス スタンダード

日本で長く続いているメーカーの一つです。高品質の楽器をお手頃な価格で出しています。やはり、長く使いたいのであれば、オススメはこのあたりのクラスですね。

これ以上のクラスになると、通販などよりも実店舗で買うのがよいと思います。

ビオラ 16.5インチ LiuXi工房 上位モデル 手工製楽器

LiuXi工房 ビオラ 16.5インチ 上位モデル

このメーカーも割と日本に入ってきています。中国製と敬遠してしまう方もおられるかもしれませんが、非常にコストパフォーマンスのよい楽器だと思います。

ちなみに、今では世界の8割の楽器を中国で作っているといわれています。楽器製作に関する技術やレベルも上がってきています。弦楽器だけに限らず他の楽器もそのような傾向にあるようです。

私も、弓と楽器は一つずつですが、中国製を持っています。問題なく演奏会にも出演しましたし、素晴らしい楽器と弓です。

是非、機会があれば、国によって区別することなく、忌憚ない気持ちで、色々と弾いてみて下さい。