最新心理学において、重要なキーワード、書籍を紹介したいと思います。
セルフ・コンパッション
セルフはself、自分自身のことですね。コンパッションはcompassion、同情を寄せる、という意味です。
憐れみ、同情などの意味で使われることが多いようですが、自分への優しさ、同情、共感のような意味です。
人は、往々にして自分を否定し、批判しがちです。この世で唯一の自分の味方であるはず自分が、自分自身へ避難することをやめない傾向にあります。これは学校教育や、家庭教育で、そのように「仕向けられている」からです。
そうした過剰な自己批判のループから抜け出すことこそがセルフコンパッションの目指すところでもあります。
自己肯定感を高めるセルフ・コンパッション
セルフ・コンパッションや心理学について詳しくない方は、こういった入門書もおすすめです。
新訳セルフコンパッション(クリスティーン・ネフ著)
少しメンタル関連に詳しい方は、この本がおすすめです。
セルフコンパッション(クリスティーン・ネフ著)
なぜか、新訳よりも2014年版の方が高額になっています。プレミアがついているのか、出版部数が少なかったのかもしれません。新訳のほうが読みやすいと評価している方もいます。
いずれにせよ内容は似ているので、図書館や本屋で読み比べてみるのも良いかもしれません。
マインドフルネス(瞑想法関連)
この言葉も最近はよく耳にするのではないでしょうか。翻訳を見ると「自分の内面が満ち足りていること」とあります。今、起きていることに意識を集中させて、自分の感情・思考・感覚を冷静に認識して、現実を受け入れること
マインドフルネス瞑想入門
マインドフルネスに馴染みのない方は、入門書がおすすめです。
最初のうちは、マインドフルネス=瞑想、捉えていただいても問題はないと思います。
マインドフルネスストレス低減法
この本もオススメです。ですが、2022年7月現在ややプレミア価格になっていますね・・・
図書館なども利用してみてください。
4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド
文字だけだとなかなかイメージしづらい人もいるかもしれません。
瞑想は、誘導の文章を耳から入れてあげるとより効果的です。youtubeなどにも瞑想誘導の動画がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。
トラウマ関連
身体はトラウマを記録する
この本は、現代のトラウマの書籍の中で、読みやすく、トラウマとは何か、わかりやすい本になっています。
ただ、ご自身が大きなトラウマを抱えている場合には、医師と相談して読むことがよいでしょう。
トラウマは往々にして、再燃してしまいます。もし、あなたがトラウマサバイバー(トラウマを受けながらも、身体的に大人になるまで成長できた)ある程度の冷静さを持っているのであれば、一人で読み進めることもできるでしょう。
すこしでもトラウマにとらわれない人生を送りたい人には手にとって欲しい本の一つです。
本気ででトラウマを解消したいあなたへ
同じくトラウマに関する書籍ですが、個人的には前者の本の方がオススメです。
まとめ
どの本を読んでも色々と感じること思うこと、思い出されることがあるでしょう。
あまりに感情が揺さぶられたりする、自分で処理できないと感じた時には、本を読むのをやめて、学生相談室や、心療内科などにかかってください。
あなたの中から湧き出る感情は、決して、悪いものではありません。それだけ、今まで我慢し堪え、心の扉に火鍵をかけてきたものなのです。
時間をかけてゆっくり扉を開いて、少しずつ自分自身のことを見つけていければ、一歩前進です。
無理せずゆっくりと歩みを進めていきましょう。