Thomastik社から二種類の弦が、新たに販売開始となりました。

これらの弦は、より音色を追求するヴァイオリン奏者のために開発されました。
元々は限定販売だったようですが、今は普通に市販されています。

ペーターインフェルドとドミナントの改良版として位置づけられていますので、それぞれの好みに応じて使い合わせてみてください。

 

Rondo

Rondo(ロンド)は、特に古い楽器を演奏しているソロ奏者に人気があります。

ペーターインフェルドの改良版とも言われています。より音量が大きく、より美しい音色、暖かさと輝きのバランスが良く、優れた弓の反応を求め、改良されました弦です。セットには、合成コア、アルミ巻きのA線が付属しております。伝統的なスチールA弦に忠実につくられています。そのうえ耐久性も求めており、より深い表現を求める方向けの弦です。

 

ペーター・インフェルド(ADG)(参考)

ペーター・インフェルト自体も比較的ソリスティックな輝きとはっきりした音色を持ったよい弦で、私自身も普段メインに使っています。

Ti

TI(ティーアイ)は、ヴァイオリンの弦で一般的なドミナントの特徴を引き継いだ上位モデル。
ドミナント弦をより美しい音色に、優れたピッチ安定性が追求されており、楽器本来の音色を強調してくれます。
海外のオーケストラや室内楽奏者によく選ばれており、楽器や演奏スタイルにマッチする特徴となっています。

 

 

ドミナント(ADG)(参考)

いろいろな弦を弾きましたが、ドミナントは特にバランスがよく万能です。
音色の好みは、ペーター・インフェルドですが、ドミナントもコストパフォーマンスのよい弦です。
初心者の方は、まずはこの弦を弾いてみて、好みに合わせて、試してみる一つの基準となる弦です。