オーケストラで演奏してみたい。
でも、なかなかその一歩踏み出せない。
その理由の一つに
「かかる費用がわからない」
という理由があります。
その一つの理由が、実際にオケで演奏できるようになるためにかかる費用の総額がイメージできないことにあります。
先ずは、おおまかでもよいので、楽器にかかる費用をまとめます。
①イニシャルコスト
・楽器購入費用
・楽器ケース購入費用(中古で楽器購入した場合には、ケースなしのことがあります)
・衣装関連費用
・その他アクセサリー類(ミュート、マウスピースケース、リードケース、リードなど)
②ランニングコスト
・レッスン費用
・修理メンテナンス費用
・リード・マウスピースなど消耗品費用
・楽譜購入費用
・演奏会費・団費など
・練習会場移動
①イニシャルコスト
どれくらいのお金をかける音楽にかけることができるか、経済力や収入にも左右されます。
たとえば、月に1万円お金を捻出できるとします。
年間12万円
5年で60万円
・楽器購入費用試算
一つの案としてですが、5年ローンを組んで、楽器購入を検討します。
一括で払える方は、それが望ましいと思います。
5000円×60ヶ月(5年)=30万円
30万円のローンだとすれば、利息を勘案しても25万円くらいの楽器を買うことができます。
楽器店によっては、2年ローン無金利キャンペーンなども行っています。
新品であれば、ケースほかメンテナンス用品など、一通りの付属品はつけてくれるはずです。
・衣装関連費用
たいていは男女とも礼服・ドレス、など持っておられると思いますが、一部蝶ネクタイ(白黒)や特殊なアクセサリーが必要な時もあります。
演奏会が近づけば、どのような服装で出演するか決まります。
その時になって考えても良いでしょう。
そこまで高いものではありませんから、2,3万円前後をみておけばよいと思います。
②ランニングコスト
・レッスン費用
最初のうちはプロのレッスンにつくことをオススメします。
やはり自力、独学では楽器の上達は難しいです。
ただ、今はyoutubeなどもありますから、そういう動画で無料レッスンを受けることもよいでしょう。
・修理メンテナンス費用
随時必要になるかもしれませんが、日常的なお手入れを欠かさないように、メンテ方法をマスターしておきましょう。
・リード・マウスピースなど部品費用
クラリネットなどと比べて、オーボエ・ファゴットはリードが高いです。
理由は、前者は一枚リードですが、後者は二枚リードかによります。
金管楽器のマウスピースは金属(真鍮に銀メッキ、金メッキなど)が多いため、基本的には消費しません。
・演奏会費用
楽団に所属できたら、入団費、団費(月会費)、演奏会費がかかります。
概ね月々の団費は2〜3000円、演奏会費は約2〜3万円です。
・練習会場等 移動費用
意外と馬鹿にならないのが交通費です。
金額としては小さいものですが、費用は費用としてかかります。
遠方での練習参加は、交通費も時間もかかります。そのあたりを楽団選びの要素の一つとして覚えておいた方が良いでしょう。