基本的なことですが、大切なことなので、書かせて頂きます。

楽器を手に入れるためには、どうしたらよいでしょうか?

普通、ぱっと思いつくのは買うことです。
すぐに楽器を手に入れるのは、楽器店で買うことのが最も早いです。
お金さえあれば、買うことができます。

簡単で思い浮かびやすいことですが、できれば良い楽器を安く手に入れたいですよね。

ここでは、新品を楽器店で買う以外に、どんな手立てで楽器を手に入れることができるのか?
紹介していきたいと思います。

 

楽器は、初期費用のみならず、維持管理するためにの費用もかかります。

弦楽器は、弦や弓毛の交換。

木管楽器はリードやパーツの交換。

金管楽器はマウスピースやロータリーやピストンのメンテナンス。

 

楽器そのものではありませんが、将来オーケストラで演奏するためには、演奏会費も必要になります。

楽器購入やレッスン代について、色々と計画を練る必要があります。

近日、大まかにかかる費用もまとめを投稿します。

 

楽器の手に入れる方法ですが、主に以下の方法があります。

 

 

1.中古楽器を購入

 

新品と比較して約半額で購入することができます。

 

「中古楽器」「(県名)(地名)」などのキーワード検索をしてみると、中古楽器を置いているお店を検索できます。

 

弦楽器では少し事情が異なりますが、一般の楽器は、中古楽器は安いです。

 

ケースバイケース、状態次第ではありますが、新品販売から5年程度の楽器が、定価の半額程度で買うことができます。

ただし、新品購入時から数年での値段(一つの目安)ではあります。

 

最近は、中国製の楽器も進歩し続けています。

たとえばトランペットのBachは、エントリーモデルを台湾で生産しています。

そのため低コストで高品質なものを作り出しています。

 

中古楽器はコストパフォーマンスは高いです。

しかし、製造から数十年経っている楽器は注意が必要

 

5年から10年程度で一つの節目である。

もっと古い楽器、3−40年ものになるともう少し安くなります。

 

ただし、メンテナンスの必要があります。

メンテ済みで販売されていることもあります。

ですが、メンテが完全でないこともあります。

メンテ費用を含めると、新品購入するのと大差ない可能性もあります。

慎重に検討する必要があります。

メンテのないようも良く理解している上級者の方と一緒に見に行ってみるのもよいでしょう。

 

 

2.個人間取引をする

 

楽器店ではなく、人づてで取引する方法です。

楽器店では、仲介手数料やメンテナンス費用が原価に乗せられるので高くなりがちです。

それでも中古は新品と比較して割りやすいですが、個人間で取引すれば、さらに安く買える可能性もあります。

 

もちろん、リスクもあります。

「誤って楽器を落としたことがある」

「実は欠陥がある」

個人間取引で、ある程度やむを得ないことです。

それだけ安い金額で提示しているのですから、お互い納得いくまで、話し合い、金額を決めるべきでしょう。

 

そのため目利きできる必要があります。

楽器店は、それをしてくれます。その分も、費用に上乗せされている、と考えることもできます。

 

人脈次第ですが、「目利き」できる人とのコネクション、人間関係が必要になります。

 

例えば、私は金管全般に多少、見る目、聞く耳はあります。

ですが、もっと目利きの方もおられます。

 

ツテを辿っていけば、プロの方に依頼できるかもしれません。

コストパフォーマンスが良い、悪い、ある程度わかります。

 

私は、楽器店で新品購入した時に、たまたまプロの方が来店されていて、色々なアドバイスを頂ながら購入することができました。これは、珍しいほどラッキーでした。

その時には、色々な楽器、自分がイメージしていなかったメーカーの楽器も吹かせてもらいました。十本くらい試奏させて頂きました。

 

 

中古楽器全般、気を付けるべきことがあります。

一見、綺麗に見える楽器でも事故品(落下後、大きな修理をした楽器)だったりします。

ラッカーがかかって輝いていると、一見良い楽器かと錯覚を起こします。

鑑定書がついてることもあります。

 

もちろん、その楽器がいいと思われる方もいるでしょう。

鑑定書は、あくまで目安です。

自分の目と耳で、自分に合うか、自分が持ちやすいか、演奏しやすいか、変な癖がついていないか、

現物を見て、さわってよくよく確かめることです。

 

かなり大きな事故の修正痕がある、そんな楽器を100万円で販売している楽器店は、少なからずあります。

 

逆に、一見、参加しているノーラッカーの楽器でも、酸化皮膜ができていて、音色がよい、音のツボも良い、非常に吹きやすい楽器も多くあります。

 

初心者向けの楽器では、ヤフオクで安い楽器はたくさんあります。ただし、まったく実物を見られないリスクはあります。

 

実際に買ったことがある楽器では、ホルンのBシングルが、1万円前後で落札できました。

チェロを買ったことがあります。本体8000円+送料2000円、約一万円で手に入れました。

多少、手を入れる必要はありましたが、少し知識があったのでできました。

ヤフオク、メルカリなどで相場チェックをしてみるのも良いでしょう。

価格の推移や状態など色々と見る目が養われます。

3.楽器を借りる

 

楽器店でもレンタルしています。また、無料体験レッスンで、色んな楽器をさわることもできます。

必ずしも、楽器を買って始めるのではなく、友人から、1,2ヶ月借りてから考えるのも一つの手ではあります。

 

友人の楽器で練習しながら、中古楽器の相場を調べて購入することもオススメします。

Facebookなどの人脈で、信頼してもらって、楽器を貸してもらえることも多くあります。

私も今、自分の楽器は一本、それ以外は、四本ホルンを借りています。

 

マウスピースもたくさん持っておられる友人がいて、借りています。

あまり使っていませんが、一時期、とても役に立ちました。

楽器やマウスピースのことで悩んだら、是非、周りの人達に相談してみましょう。

 

4.使わなくなった楽器を借りる

 

よくあるのが楽器をもらうこと、あげることですが、借りる、という手立てもあります。

 

1万円、2万円の楽器が世の中にはたくさんあります。

楽器店に持って行っても、ハードオフなどに売るとしても1,000円になるかどうか。

売るのは手間もかかって面倒だから捨ててしまうか?

それにもお金がかかる、ならば、もらってくれる人がいるならあげてしまうか?

と考える人も実際にいます。

 

これも人脈、人間関係ですね。

お礼として3,000円くらいのギフトカードを渡したいところですね。

 

楽器を無償でプレゼントしたことはあります。

長く使って、古い楽器で、数万円の楽器。

それを使いたいという人がいるなら、と、相談を受けた友人にプレゼントしてしまいました。

役立ててもらえるなら、無料でプレゼントもありだと思っています。

 

いずれ、自分の楽器を買った際に、誰かにプレゼントするのも手です。

人から人へ渡っていくこと。これも大切なことです。

 

お金だけがすべてではありません。

新しいものがすべてではありません。

長く使うことでよくなる楽器もあります。

ハンドメイドの楽器は、間違いなくきちんと作られてるので、長く使われるべきです。

 

そんなことをしてると、逆に、使わなくなった楽器をプレゼントしてもらったり、無償貸出・提供してもらえることもあります。

 

ギブアンドテイクは、ギブが先です。

その延長に、もしかしたら、ギブのおかえしをもらえるものです。

なので、本当の意味は、実際に起こるのは、ギブアンドギブです。

ギブアンドテイクでは、存在しません。

スティールアンドスティール(盗み、盗まれる)。

 

 

ネットでの情報ですが、ホルンのフルトリプルの楽器を持っている二人が、交換をしました。

ヤマハとシュミットだったのですが、後者の方が1.5倍くらい高いです。

 

ただ、お互い納得の上で交換。こういうこともあり得ます。

自分に合わない楽器を使っていても仕方がないですからね。

 

「Give」and「Take」ですね。

 

ただ、あくまで「Give」が先だと言うことを覚えておいてください。

実際には、お互いに「Give」なんです。そこを勘違いすると人間関係まで損ないます。

失った信頼は戻りません。最大限の気遣いと配慮をもって、接しましょう。

あくまで、自分が損しても、相手に得をさせることが大切です。

もちろん、大幅に損するようなやりとりはすべきではありません。

このあたりもバランス感覚が大切です。

 

いかがでしょうか?

楽器の手する方法にも様々なやり方がありますね。

あせらずに、ゆっくりと、じっくりと楽器を探していきましょう。

必ず、自分に合う楽器を見つけることができると思います。

 

よい楽器と出会えると、演奏力の向上も早いですね。

コツコツ頑張っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です