ヴァイオリン教本は様々あります。

レッスンを受けている方は、もちろん先生に従って、進めていくのが原則です。

レッスンですでに用いられている楽譜も多いかもしれませんが、「自分で率先して勧めたい人、どうしても独学になってしまう、どんな曲から手を出したらわからない・・・」という方向けに曲集などを紹介します。

やさしいカイザー

カイザーの練習曲36曲をショートバージョンでやさしくした曲集です。

カイザーの予習になりますし、リズムバリエーションもあるので、案外難しいです。

でも、しっかりとした技術を身につけたい方にはお勧めです。

ヴァイオリン Basic 300

テクニックに関する全般的に網羅されています。

少し曲は弾けるようになったけど、苦手なテクニックがある場合に、その解決のためのヒントが多くあります。

価格は高いですが、その価値は十分あります。大判で読みやすく、楽譜と写真図解などがあってオススメです。

いまさら聞けないヴァイオリンの常識

上記の「ヴァイオリンBasics」とは、また違い薄めで良くヴァイオリンのテクニックがまとまっている本です。

こちらもさし絵や楽譜も多く、この一冊を実践できるようになれば、上達できる内容になっています。

薄めの本ですが、内容は盛りだくさん詰め込んであります。

上記二冊を参考にできれば、ヴァイオリンの技術に関してかなりのことを網羅できます。

レッスンを受けるのが難しい方々、場所の都合や、先生がなかなか見つからない場合には、この二冊で練習していくのは、オススメです。

セブシックOp.1-1

有名な教本ですが、少し内容がガチガチの基本練習ですので、つまらないと思うかもしれませんが、しっかり取り組めば身になるオススメの一冊です。

基礎をしっかりと身につけたい、あるいは、基礎を見直したい人向けの練習曲集です。

シュラディーク第1巻

こちらもセブシックと並ぶ、基礎練習の曲集の一つです。

初級者から中級者あたりまでのレベルとなります。

GORA ビブラート教本

唯一と言っていいほどのビブラートに関する専門の教本です。

ビブラートのトレーニング方法について、詳細な方法が書かれています。

いつから練習するべきか、というのはヴァイオリン界隈でも議論になります。

個人的には、こういった書籍などで初心者からでも練習するべきだと考えます。

ビブラートがうまくかからない、ということは、普段の練習方法が間違っている(変なところに力が入っている)可能性が高いからです。

読んで練習してみるとわかりますが、ビブラートに関して完璧に解説されています。練習方法も多種多様な形で、まさにビブラート全集。

初心者から上級者向けで、オススメできる一冊です。

小野アンナ著書 ヴァイオリン音階教本

音階の基本練習の楽譜です。

薄い本ではありますが、中身はかなり濃く、かなりのボリュームのある内容の本です。

まずは、低ポジションから、ハイポジションまですべての調性において、アルペジオや重音がが網羅されています。

こちらは、初級者には少し厳しいかもしれません。チャレンジしてみるのも良いかもしれません。

カールフレッシュ 音階教本

こちらは、完全に中級以上だと思います。

音楽高校、大学など専門家の道を目指す方は、どの版を買うべきか先生に相談したほうがいいと思います。アマチュアは、安い方で問題ないと思います。

通常の音階、アルペジオ、加えて重音は3度、6度、8度、10度で全部の調性が出てきます。

中級者以上でないと太刀打ちできないかもしれません・・・。

Scales(サイモン・フィッシャー)

英語で書かれた本ですが、最初にあげたサイモンフィッシャー氏によるスケールの本です。

音階だけについて言えば、かなり深く突っ込んだ内容になっています。

繰り返しになりますが、特に独学しか手がない人は、サイモンフィッシャーはお勧めです。

Practice(サイモン・フィッシャー)

さらに上級者向けに書かれた英文の書籍です。

以下、練習曲集や初級から中級の個人的なオススメ曲を紹介していきます。

特にバッハは、どの曲もテクニックの確認をしながら、曲を楽しめるようにもなるので、オススメです。

バッハ ヴァイオリン協奏曲 第一番

バッハ ヴァイオリン協奏曲 第二番

バッハ 二台のためのヴァイオリン協奏曲

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ

バイオリン弾きにとって憧れてであり、名曲でもあります。

こちらは上級者向けで、ほとんど弓や指番号がありません。

初めてバッハにとりくむ方は、下記もオススメです。

フレッシュ版

ガラミアン版

ファクシミリがついており勉強になります。

カイザー 36練習曲 op.20

クロイツェル 42練習曲

ローデのカプリース

音大受験などでも使われる上級者向けです。

DONT カプリース

クロイツェルやローデへの導入と言う書き方をされていますが、かなり難しいです。

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