ヴァイオリンの教本紹介の中で、GOLA著「ヴィヴラート教本」を紹介しました。

簡単に紹介すると、まず、腕、手首、指、と三つに分けて、ビブラートをかける練習をしていきます。

はじめは難しい感じます。ただ、練習の際に必ずとりいれたり、あるいは、楽器がない状態でも、できることもあります。

 

この本で書かれたことを、時間をかけてじっくり取り組めば、様々なビブラートを身につけることができます。

 

旋律が多いヴァイオリンは、美しいビブラートをかけられるかどうかが、大きな分かれ目になります。

バロック時代、古典時代あたりまでは、ビブラートが少なめでもよい表現ができます。

しかし、ロマン派以降では、ビブラートは必須技術です。

 

まったくの初心者向けではありません。楽器を初めて、数回レッスンを受けた、数ヶ月、1年程度経っている方向けです。

目安としては、音符が読めて、ある程度、音階を弾ける、簡単な曲を弾けるレベル以上の方にオススメします。

3の指(薬指)、2の指(中指)が比較的マスターしやすいです。

 

できれば、先生と相談しながら、腕、指を痛めないように気をつけましょう。

初心者ほど、力を使いがちです。

ゆっくり時間をかけて練習して、無理なく、コツコツ取り組みましょう。

 

 

●ヴィオラでのビブラート

ヴィオラの方も是非この教本はオススメです。ただ、ハ音記号版がでていないので、自分で読み替えながら練習する手間は生じてしまいます。

ヴィオラの場合には、弦が太いので、小指でのビブラートはバッサリ練習するのを諦めてしまうのも手です。

いずれにせよ、3,2、1、4の指の順に練習していくことになります。4は後回しにするのがよいでしょう。

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