どんな人も少し上達すると悩ましいのがマウスピース選び。

ここで紹介させて頂くマウスピースは、低音から高音まで使うことができるオールラウンダー、オーソドックスなマウスピースです。

プロ奏者や音大卒の方も使っておられます。よくオススメもマウスピースの話題にも出てきます。

人によってはあれこれマウスピースを変える人もいます。ホルン奏者の中にはコレクター(数百本持っている!?)ような方々もおられます。個人的には、あまり頻繁にとっかえ引っ返していると、何が正しいのか分からなくなり明日。

不調のスパイラルに陥らないためにもまずは、一本選んで数ヶ月は使いましょう。同じ物を使いつつ、様子をみて変えるのがよいように感じています。

個人的な見解ですが、ここでの中庸は下記のようなサイズです。

ボアサイズ 3.9-4.3mm

口径サイズ 17.3-17.7mm

このあたりから探すのがよいでしょう。

これから紹介するマウスピースは、どのマウスピースも数種類は持っておいても損はありません。
是非、試してみてください。

色々と迷いがあるとき、ティルツのマックウィリアムの2番のような中庸なマウスピースが特にオススメします。高音低音まんべんなく、口当たりもよくプロにも人気のマウスピースの一つです。

マックウィリアムモデル 2 アメリカンシャンク


マックウィリアムの2番も使いやすいマウスピースです。
口当たりもよく、低音から高音まで出しやすいです。

知人からは、これを吹いていれば、大きく調子を崩すこと(アンブシュアや奏法などで)はないだろう、とアドバイスをもらったことがあります。確かに、その通りだと感じています。

ヨーロピアンシャンクもあります。

マックウィリアムモデル 3 アメリカンシャンク

マックウィリアムの2番が少し高い音を出しづらい、という方には3番もオススメです。

2番と口当たりは変わらず、やや浅くなるため、高音が楽に出せます。

同じくヨーロピアンシャンクもあります。

ティルツ シュミットモデル S8 アメリカンシャンク

ティルツ全般、印象はいいです。極端に大きな番手はわかりませんが、全般的に価格も安く、手に入りやすいマウスピースの一つです。

基本はヨーロッパの楽器との相性がよいです。

個体差もあるので、いくつか選んで吹くことができるものでもあります。

ティルツ シュミットモデル 8 アメリカンシャンク

S8と比べて、8のほうがオーソドックスな番手になります。

全音域に適しています。S8のほうが上吹きの方向けかもしれません。

アレキサンダー 21

アレキサンダーの21は、Uカップのマウスピースで、割とマックウイリアムの2番に近いです。

比較的、浅めですので、高音域向きです。
場合によっては、同じ口当たり下記の二つの品番もオススメです。

アレキサンダー22(中程度の深さ 中音域)
アレキサンダー23(深め 低音域)

これらもオススメです。

JK 2DM/EM SD シュテファンドールモデル(ユニバーサルシャンク)

ベルリンフィルの首席奏者シュテファン・ドール氏監修によるモデルです。

明るめの音色で、高音域も出しやすく、それでも、しっかりとした息が入るボアサイズ。

中音、高音を担当されることが多い方、上の音域が苦手な方は、一度は試してみてください。

シャンクは、アメリカン、ヨーロピアン両方に対応したダブルシャンクです。

そこまで古い楽器でなければ、問題なくそのまま使えるシャンクだと思います。

マックウィリアムモデル 1 アメリカンシャンク

バザードについてはこちら

 


JK 2DM A1


ヨットカー JK ホルン マウスピース 2DM (EX-A1標準モデル)【店頭受取対応商品】

このマウスピースもバランスがよくいいです。

 

リムもフラットリムなどいろいろな形状があります。口当たりを重視する人は、TADさんのマウスピースはオススメです(関西で製作されています)。

 

TAD


TAD/ホルンマウスピース/カップのみ


TAD/ホルンマウスピース/リム(金メッキ)のみ

リムとカップをそれぞれ選ぶ形です。Uカップ17.5mmがオススメですね。

 

私が簡単に作ったサイト、ボアサイズや口径などをかんたんにまとめてみました。

 

ホルンマウスピース研究会

繰り返しになりますが、上記のサイズに収まる物から選んでいった方が長く使えるものに出会えると思っています。

 

実際には、数字だけでは計れない部分も多くあります。JKなどは、「A1」がつくかどうかで、バックボアの形状が違うなど、改良されている物もあります。店員さんなどにも尋ねてみてください。

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