松ヤニもたくさんありますね。
目移りしてしまいます。
2020年の管理人の個人的な好みは、アルシェアルトとラファン。
この二つはとてもオススメ。
アルシェ(アルト)
これも工房で教えて頂きましたが、オススメ。今のメインですね。
ヴィオラ用にもぴったりに感じます。アルシェは旧シリーズも含めて、比較的好みの音色や引っかかりをしており、国産なので品質もよいです。
他の松ヤニと比べてお高いのは、納得です。
ラファン
私が習っている在京オーケストラのヴィオラ奏者の先生から教えて頂いた松ヤニです。
ひっかかりが強く、ひとこすりするだけで、音色がガラッと変わります。
やや高めですがコストパフォーマンスはよいように感じています。
ただ、これも、他と比べて少々高いですが、持ちがよさそうに感じています。納得感があります。
ギヨーム
使ったことがないのですが、評判良さそうです。
今度試してみたいと思います。
ピラストロオリーブエヴァ
これも知人から教えてもらって昔使っていました。
メロス(ダーク)
ギリシャのメーカーによる松脂です。アルシェを使う前に使っていました。バランスのよい引っかかりと音色です。
同じくメロスのライトもありますが、ダークの方がよいです。さらっとしているので、気になる方は、ライトも試してみて下さい。
比較的お値段もお手頃です。ミニと普通のサイズとありますが、少々ミニのほうが割高の事もあります。よくみて購入してみて下さい。
レザーウッド ベスポーク (クリスプとサプルの二種類)
私がお世話になっている工房でオススメされました。(英語表記 Leatherwood Bespoke Rosin violin Crisp , Supple)
工房繋がりのとある在京プロオーケストラさんのなかでは、人気が高いようです。
クリスプ
サプル
実際に使ってみました。個人的な感想としては、サプルの方がお勧めです。
まるで違う楽器と弓になるような感覚で、これはオススメしないわけにはいかないですね!
価格が少々高いですが、それだけの価値はあります。ぜひ一度は試してみてください。
ミラン
黒猫として有名ですね。
バランスのよい松ヤニです。
ベルナルデル
これも、有名なメーカーのひとつです。無難であり、バランスのよい松ヤニだというイメージです。個人的な好みとしては、もう少しひっかかりがあるものが好きです。
わりとさらっとした部類に入るかもしれません。
まとめ
あくまで個人の印象、とお話を聞いた中でのものを紹介させて頂きました。
後はご自身で色々と試すしかないと思います。弓一本買う買わないというほど高いものではないですし、一度買ったら、相当長い期間使うことができますから。
毛替えも定期的に忘れないようにしたいですね。毛替えで技術的なことや音色が変わること、よくなることがあります。
先生がいる人は、先生にアドバイスをもらうことも一考です。多少のことであれば、松脂で改善・解決することもあります。ただ、高いレベルになってくると、松脂でも解決しづらい問題はあります。
楽器の技術もさることながら、弦楽器の道具にかかるものは複雑です。弦や弓の毛、弓の貼り方、演奏スタイルなど、様々なことを考えたうえで、変えていく、よい方向へ持って行くことが大事です。バランスが崩れないように気をつける必要もあります。
是非、いろんなことを頭の片隅に置いておきながら、自身の好きな音色を磨いていく、松ヤニを通じて追究していけるといいですね。
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